【作業事例】モズライト　スイッチ交換

ベースのベーシックメンテナンスのご依頼。
全体をチェックしたところP.UセレクターのトグルSWに接触不良があり、P.Uが切り替わらない事があるため、SWを交換することになりました。

P.Gを外してみると、最近ではあまり見なくなったボックスタイプのトグルSWが使われています。
一般的なスイッチクラフト社製のトグルSWに比べて、切り替えるときの感触も柔らかい独特な感覚です。

できるだけオリジナルに近い状態をご希望でしたので、同タイプのトグルSWを探します。
オープンタイプやミニSWタイプしか取り扱っていない所が多かったですが、無事に見つかりました。

配線作業時には配線材の長さに余裕があれば、配線前に接続部分の配線材を少しだけ切って、予備ハンダをやり直します。
こうすることで一番負荷がかかって断線しやすくなっている「固定されている部分」と「固定されていない部分」の境目の位置を変更して強度を上げることができます。

フロントP.U、リアP.U、アウトラインをそれぞれ配線して交換完了です。
5本あるアース線は全部ねじってまとめてからハンダ付けしたほうが楽なんですが、どこか一つのパーツに不具合が起こったときに個別に修理しやすいようにそれぞれのアース線は離してハンダ付けしてあります。

アンプに繋いで音出しをして問題がないことを確認します。
しっかり切り替わり、切り替えるときの感触も悪くありません。
あとはネック調整、ペグ調整、ナット溝調整、弦高調整、オクターブチューニング、ピックアップ高調整、配線点検、弦交換のベーシックメンテナンスを行って作業完了です。

自分ではわからないけれど、一度どこか悪い所がないか診てもらいたいという方も、メンテナンスをご依頼いただければ、作業時には全体をチェックします。
不具合が見つかれば新たに見積もりをお出ししますので、予算や納期に応じてどこまで修理するのかをお選びいただけます。
まずはお気軽にお問い合わせください。