【作業事例】Gibson Les Paul Special DC ジャック交換

GibsonのLes Paul Special DCを「演奏時にアンプからの音が途切れる」とのことでお預かり致しました。

Gibson Les Paul Special DC

チェックしたところ音出し時にシールドに触れると「ジャーーザッーーザッーーン」と音切れが確認できました。
ジャックが怪しいのでバラして状態を確認します。

ジャック

ホット、アース共にシールドとの接点が摩耗してメッキが剥がれ、サビがついているのが確認できました。
サビは電気を通しにくいため、シールド-ジャック間で接触不良を起こしているのが原因でした。

サビを磨いてやれば一時的に改善することは可能です。
しかしメッキが傷んでいるので、すぐにまたサビが出てしまうため再発します。
新品のジャックに交換することをオススメします。

ジャック外し

配線をはんだごてを使って外し、新品のジャックと交換します。
ジャックのネジ部分も傷んで噛んでしまっており、ジャックプレートから外すのに少し苦労しましたが無事に外すことができました。

新しいジャックを取り付けて配線をはんだ付けしていきます。

Kester44

楽器工房FROGSではハンダはKESTER44を使用しています。
ギター、ベースの内部配線やシールドの作成時などに世界中で使われ続けているベストセラー商品です。

「配線時に使用するハンダで出音に違いがある」というのを聞いたことがある人も多いと思います。
わずか1滴ほどの量で配線材を端子に固定するための接着剤的な役割で、配線材ほど電気信号が流れるわけでもないのだから迷信だと言う意見も聞いたことがあります。
実際のところ違う種類のハンダで比べてみた方は少ないのではないでしょうか。

何種類かのハンダで比べてみたことがありますが、確かに音は変わります。
高級なオーディオ用銀入りハンダでは音域が広がり、特に高音が強くなるため、キラキラとした耳に障る音になります。
ホームセンターで売っている電子工作用のハンダでは音域が狭くなり、モコモコとかポコポコしたような音になります。

その中でKESTER44は音域が広すぎず狭すぎず、ちょうどギターらしい音がします。
このギターらしい音というのが重要で、ギターは主にバンドアンサンブルの中で演奏される楽器なので、任されている音域というのがあります。
その音域を過不足無く鳴らすことで、聞きやすいのに音圧があるバンドサウンドになるのです。
そのちょうど良い音域を活かすことが出来るのがKester44が世界中で愛されている理由だと思います。

ジャック交換

どんなハンダを使おうがはんだ付けを丁寧に出来なければ意味がありません。
しっかりとハンダを端子と配線材に馴染ませて外れないように付けて作業完了です。

楽器工房FROGSではパーツの交換一つからでも作業を承っております。
お好みのハンダやパーツをご指定いただくことも出来ますし、理想のサウンドに合わせた組み合わせのご提案も出来ます。
お気軽にご相談くださいませ。

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