ギターの弾き心地や音程感を左右する重要なパーツが『ナット』です。
そのナットを適切な状態に仕上げるために欠かせないのが、
ギター専用工具である『ナットファイル』です。

ナットファイルは、弦が通る溝を弦の太さに合わせて正確に掘るための専用ヤスリ。
一般的なヤスリでは代用できず、ギター調整専用の工具が必要になります。
弦の太さ・ナット材質ごとに使い分けが必要
ナット溝は、
・弦の太さ
・ナットの材質(牛骨、樹脂、ブラスなど)
によって最適な形状が変わります。
そのためナットファイルは1本あれば良いというものではなく、
ゲージごと・用途ごとに複数本を使い分ける必要があります。
ナットファイルは消耗品
ナットファイルは使用を重ねることで徐々に摩耗します。
切れ味が落ちた状態で使い続けると、
・溝の形が乱れる
・狙った深さや角度が出せない
といった問題が起こります。
そのため、定期的な交換が前提となる消耗品でもあります。
当工房で使用しているナットファイルについて
当工房では、実際の調整作業に合わせて工具を加工し、
より繊細なコントロールができる状態にしたものをメインに使用しています。
ナット調整はわずかな削り量の違いで
音の立ち上がり、ピッチ感、弾き心地が大きく変わる作業です。
だからこそ、工具の状態と精度にもこだわっています。
見えない部分こそ、弾き心地を左右する
ナットは完成後に目立つ部分ではありません。
しかし演奏時には常に影響を与え続ける重要なポイントです。
弾きにくさやチューニングの不安定さを感じた場合、
ナット調整が原因になっているケースも少なくありません。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
楽器の状態に合わせた最適な調整をご提案します。

