
ジャズベース直列配線カスタム|見た目を変えずに『太くパワーのある音』を追加する改造
ジャズベースは、クリアで扱いやすいサウンドが魅力の楽器です。
その一方で、演奏するジャンルや編成によっては
「もう少し音に太さや押し出し感が欲しい」と感じることもあります。
そんなときに有効なのが、
楽器の外観を大きく変えずに音のキャラクターを切り替えられる
『配線カスタム』です。
この記事では、
ジャズベースで特にご相談の多い
『直列配線切り替えカスタム』について、
仕組みと効果を分かりやすく解説します。
ジャズベースの配線カスタムとは
配線を変えることで音はどう変わるのか
ピックアップの配線方法は、
音の出力や帯域バランスに大きく影響します。
ピックアップ自体を交換しなくても、
配線を変更するだけで
音の太さ・張り・反応の仕方が変わるため、
実用性の高い改造として選ばれています。
改造の中でも配線カスタムが選ばれる理由
- 見た目をほとんど変えずに行える
- 元に戻せる構成にしやすい
- 楽器本来のキャラクターを活かせる
こうした理由から、
初めてのカスタムとして選ばれることも多い内容です。
ジャズベースの基本配線『並列接続』の特徴
並列接続の音の傾向
一般的なジャズベースでは、
フロントとリアの2つのピックアップが
『並列接続』されています。
この配線の特徴は、
- 抜けが良く輪郭のはっきりした音
- ジャズベースらしい軽快さ
- 幅広いジャンルに対応しやすい
といった点です。
並列配線で物足りなさを感じやすい場面
一方で、
- バンド編成の中で音が埋もれる
- 歪ませたときに迫力が足りない
- 低音の押し出しがもう少し欲しい
と感じる場面もあります。
2つのピックアップを『直列接続』にするとどうなる?
直列配線による出力と中低域の変化
2つのピックアップを
『直列接続』に切り替えると、
- 出力が上がる
- 中低域が太くなる
- 音の芯が強くなる
といった変化が現れます。
ハムバッカーのようなパワー感が得られる理由
直列配線では、
2つのピックアップの信号が加算されるため、
シングルコイルでありながら
ハムバッカーに近いパワー感を得ることができます。
ジャズベースの音色を活かしつつ、
必要な場面で力強いサウンドを使えるのが大きな魅力です。
直列/並列を切り替える配線カスタムの方法
スイッチを増設する配線の考え方
直列配線を常時固定するのではなく、
『並列/直列』を切り替えられる構成にすることで、
場面に応じた音作りが可能になります。
操作性を考慮した切り替え方法
切り替え操作は、
演奏中でも直感的に扱えることが重要です。
そのため、
操作方法や配置は
演奏スタイルに合わせて検討します。
スイッチポットを使うメリット


外観の変化を最小限にできる理由
直列配線切り替えにはスイッチが必要ですが、
『スイッチポット(プッシュ/プル)』を使うことで、
新たに穴を開けずに改造が可能です。
新たに穴を開けない改造の利点
- 外観をほとんど変えない
- オリジナル性を保ちやすい
- 将来的な仕様変更にも対応しやすい
といった利点があります。
オリジナル状態を重視する方への適性
見た目を重視する方や、
できるだけ元の状態を保ちたい方にも
安心して選んでいただける方法です。
この直列配線カスタムはどんなプレイヤーに向いているか
ジャズベース1本で音の幅を広げたい方
楽器を持ち替えずに、
音のキャラクターを切り替えたい方に向いています。
ロック・ポップスで使いやすくしたい方
バンドアンサンブルの中で、
しっかり前に出る音が欲しい方におすすめです。
エフェクターに頼りすぎたくない方
楽器側で音の土台を作りたい方にも
相性の良いカスタムです。
配線カスタム時の注意点
使わない音を増やさないための考え方
切り替え機能を増やしすぎると、
結果的に使わない音が増えてしまうこともあります。
必要な音に絞った構成が、
実戦では重要です。
演奏スタイルに合わせた配線設計の重要性
使用ジャンルや演奏環境を踏まえた
配線設計を行うことで、
満足度の高いカスタムになります。
よくある質問(FAQ)|ジャズベース直列配線カスタムについて
Q1. 料金はどれくらいかかりますか?
配線内容や使用するパーツによって変わりますが、
直列/並列切り替えスイッチの増設は、
比較的負担の少ない範囲で行えるカスタムです。
スイッチポットを使用する場合や、
既存配線の状態によって作業内容が変わるため、
事前に状態を確認した上でお見積りをご案内しています。
Q2. 元の状態に戻すことは出来ますか?
はい、可能です。
スイッチポットを使った配線カスタムの場合、
新たに穴を開けないため、
配線を元に戻すことでオリジナル状態に近づけることが出来ます。
将来的な仕様変更や売却を考えている方にも
配慮した方法です。
Q3. 音はどれくらい変わりますか?
直列接続に切り替えることで、
出力が上がり、中低域に厚みが出ます。
ハムバッカーのようなパワー感が得られますが、
ジャズベースらしいキャラクターは残るため、
極端に別の楽器になる印象ではありません。
Q4. 操作は難しくなりませんか?
操作は、
ポットを引き上げる/押し込むだけなど、
シンプルな方法で行えます。
演奏中に誤操作しにくい配置や仕様も
ご相談の上で決定します。
Q5. 他の配線カスタムと組み合わせることは出来ますか?
可能ですが、
使わない音が増えないよう注意が必要です。
演奏スタイルや使用ジャンルを伺った上で、
実用性を重視した構成をご提案します。
郵送でのジャズベース配線カスタムにも対応
楽器工房FROGSでは、
ジャズベースの配線カスタムを
郵送でのご依頼にも対応しています。
事前に使用ジャンルやお悩みを伺い、
無理のない内容をご提案しますので、
気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ|見た目を変えずに実戦力を高める配線カスタム
ジャズベースの直列配線切り替えカスタムは、
- 見た目をほとんど変えずに
- ハムバッカーのようなパワー感を追加できる
- 実戦向きで扱いやすい改造
です。
『もう少し太い音が欲しい』と感じたとき、
配線カスタムは有効な選択肢のひとつになります。


