
近年、アコースティックギターへの
サイドサウンドポート増設についてのご相談が増えています。
サイドサウンドポートとは、
ボディ側面に開けられる演奏者向けの音孔で、
自分の弾いている音を
より直接的に感じやすくなる加工です。
今回は、
実際の作業写真を交えながら、
サイドサウンドポートについて
当工房の考え方も含めてご紹介します。
サイドサウンドポートの主な効果
サイドサウンドポートを増設することで、
以下のような変化を感じる方が多いです。
- 演奏者側への音の返りが良くなる
- 弾いている音量やニュアンスを把握しやすくなる
- ステージやアンサンブル時にモニター代わりになる
特に、
ソロ演奏やフィンガースタイルの方から
ご要望をいただくことが多い加工です。
メリットだけではない注意点
一方で、
サイドサウンドポートは
「開ければ必ず良くなる」加工ではありません。
ボディ側面は、
強度や鳴りのバランスに関わる重要な部分です。
加工内容によっては、
- 音のまとまりが変わる
- 低音感や音量バランスが変化する
- ボディ剛性に影響が出る
といった可能性もあります。
そのため、
楽器の構造・板厚・ブレーシング配置などを確認せずに
一律の位置・サイズで行うことはおすすめできません。
当工房でのサイドサウンドポート加工について
当工房では、
サイドサウンドポートの増設にあたり、
- 楽器の状態確認
- ボディ構造のチェック
- 使用目的・演奏スタイルのヒアリング
を行った上で、
位置・形状・サイズを検討します。

場合によっては、
「今回はおすすめしない」という判断を
お伝えすることもあります。
楽器を長く良い状態で使っていただくことを
最優先に考えた対応を行っています。
まとめ:まずはご相談ください
サイドサウンドポートは、
演奏環境やプレイスタイルによって
大きなメリットになる加工です。
一方で、
楽器ごとの個体差を無視して行うと
取り返しのつかない影響が出る場合もあります。
サイドサウンドポート増設をご検討の際は、
まずは楽器の状態を確認させてください。

写真を添えたご相談や、
郵送での対応も可能です。
お気軽にお問い合わせください。


