【ベースの弦の張り方(4連ペグ Fenderベースタイプ)】

Fenderタイプのベースに多く見られる、ヘッドの片側に4個のペグが並んでいるタイプのベース。このタイプのベースでの弦交換におすすめの張り方をご紹介します。
特別な方法ではないのですが、ちょっとしたコツでチューニングの安定度も増しますので弦交換の参考にしていただければ幸いです。

① 弦の長さを決める

市販のベース弦はかなり長さに余裕があるため、そのままだと長すぎてしまいます。
4連ペグのベースでおすすめの弦の長さは以下のように測るとちょうど良いです。

「ブリッジからペグまでの長さ + ペグ2個分の間隔 + ペグポストの穴の深さ」

例えば4弦を張る場合は、2弦のペグまで引っ張るのが目安です。

② 弦に折り目をつけてカット

弦をブリッジから通したら、目安のペグ(例:4弦なら2弦ペグ)まで引っ張り、
その地点で弦を直角(90度)に折ります

折った位置から、ペグポストの穴の深さ分(約3cm前後)を残して弦をカットしましょう。

ブリッジを通した弦を2弦ペグまで引っ張ったらそこで90度弦を折ります。

折った部分からペグポストの穴の深さ分を残して弦を切ります。

③ ペグに弦を通して巻く

カットした弦の先をペグポストの穴に差し込みます。
この時、弦をボディ側に軽く引っ張りながらペグを巻くのがポイントです。

ペグを半周ほど巻いたところで、一度弦を離してみると、
弦に2ヶ所の折り目(下向き90度 + 横向き90度)が付いているのが確認できます。

この2つの折り目がペグの角にしっかり引っかかることで、
演奏していても弦が緩まず、チューニングの安定性がアップします。

④ 巻き方のポイント

弦を巻く際は、ボディ側にテンションをかけながら、チューニング可能な状態まで巻きます。
適切な長さにカットしていれば、2〜3周巻きつけられるはずです。

巻いた弦が重なったり、隙間が空いてしまうとチューニングが不安定になる原因になります。
巻き終わりが下になるように隙間なく綺麗に巻き揃えることを意識しましょう。

⑤ 3弦も同じ手順で弦を巻く

3弦も同様に作業しますが、ペグ位置に合わせて基準ペグを変えていきます。

3弦は1弦ペグまで弦を引っ張ってから折ってください。

⑥ 1・2弦の張り方

1弦と2弦はヘッドの端にあり、先に目印となるペグがありません。
この場合は、ペグ2個分の長さを目安に引っ張って折るようにしましょう。

少しわかりにくいですが上の画像では弦のつまんでいる部分は同じ部分をつまんでいます。
このようにペグ2個分の長さの余裕を持たせてから弦を折ります。

まとめ

以上がオススメの弦の巻き方になります。
ポイントは「弦に2箇所の折り目をしっかりつけてペグの角に引っ掛ける」です。
必要以上に長い状態の弦を張ってペグに何重も巻き付けている方や弾いていると徐々に弦が緩んでいってしまうという方はこれだけでかなりチューニングが安定するようになります。
ぜひお試し下さい。

今回は4連ペグのFenderベースタイプでご紹介いたしましたが、今後はアコースティックギターやGibsonなどの3対3タイプギターなどの弦交換方法も紹介していく予定です。
またチェックしていただければ幸いです。

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