ギターは木材でできているため、日々の演奏や温度・湿度の変化によって少しずつコンディションが変化します。「最近なんだか弾きにくい」「音がビビる」といった症状は、ギターからのSOSサインかもしれません。
楽器の演奏性に直結する基本部分を総合的に整える「ベーシックメンテナンス」の具体的な作業内容と、依頼すべき適切なタイミングについて解説します。
ベーシックメンテナンスの作業内容(5つのステップ)
楽器工房FROGSのベーシックメンテナンスでは、以下の5つの工程でギター全体のトータルバランスを最適な状態に調整します。
- ① ネック調整
ギターのネックの反り(順反り・逆反り)をトラスロッドなどで調整し、適切な状態にします。 - ② ペグ調整
チューニングの要となる糸巻き(ペグ)のトルク(回す固さ)やガタつきを適正に調整し、チューニングの動作を安定させます。 - ③ ナット溝調整
ヘッド側の弦の支点となるナットの溝の深さや形状を整えます。これにより、ローフレット(ヘッドに近い部分)での弾きやすさとピッチ(音程)が大きく改善します。 - ④ サドル高調整
ブリッジ側の弦の支点となるサドルの高さを削るなどして調整し、全体の弦高をプレイヤーのプレイスタイルに最適な状態に合わせます。 - ⑤ 弦交換
古い弦を外し、全体のクリーニングを行ってから新しい弦に張り替えます。
料金と納期のご案内
ベーシックメンテナンスの基本料金と、お預かり期間の目安は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
| 基本料金 | 5,500円(税込) ※交換用の弦代や、状態によって追加作業が必要な場合は別途お見積もりとなります。 |
| 標準納期 | 1週間程度 ※工房の混雑状況によって変動する場合がございます。 |
こんな症状が出たらメンテナンスのサイン
以下のようなお悩みやタイミングを迎えているギターには、ベーシックメンテナンスを強くおすすめします。
- 「最近、なんだか弾きにくい」と感じた時
弦高が高くて指が痛い、Fコードなどのバレーコードが押さえづらいといった場合、ネックからサドルにかけてのトータルバランスが崩れている可能性が高いです。調整によって劇的に弾きやすさが改善します。 - チューニングが安定しない・ピッチが合わない時
「チューニングを合わせてもすぐに狂う」「ローコードの音程が気持ち悪い」といった症状は、ペグの緩みやナット溝の引っかかりが原因であることが多く、このメンテナンスで解消が見込めます。 - 長期間保管していたギターを再び弾き始める時
ケースに長期間眠っていたギターは、弦の張力や湿度の変化でネックが大きく反っていることが多いです。本格的に練習を再開する前の「リセット」として最適です。 - 定期的なコンディション維持(健康診断)として
季節の変わり目(特に梅雨の湿気や冬の乾燥)で木材は変化します。半年に1回、あるいは1年に1回のペースで定期的にプロの目によるチェックを受けることで、常にベストな状態を保ち、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
メンテナンスのご依頼方法
長野県松本市を拠点とする楽器工房FROGSへのご依頼は、郵送もしくは提携代理店でのお預かり・お引渡しにて承っております。
お手数ですが、事前に当工房の「お問い合わせフォーム」から修理内容をご連絡いただいた上で、以下の提携代理店窓口まで楽器をお持ち込みください。お預かりした楽器は工房にてしっかりと状態を診断し、最適なセットアップを実施いたします。
- スタジオSONIC
- 住所: 長野県松本市深志2-5-6(2階 受付カウンター)
- アクセス: 松本駅徒歩5分。以前あった楽器店K.M.I.の大きなギターの看板が目印です。歩道から見えるSONICの看板の階段を上がり、2階左側の受付スタッフに「ギターを修理に出したい」とお伝えください。お車でお越しの際は近隣コインパーキングをご利用下さい。
- 電話番号: 0263-32-5006(担当:大西様)
【お支払いについて】
修理品の引き渡し時に、事前に銀行振込かクレジットカードにてお支払いいただくか、スタジオSONIC様での受取時に現金でお支払いいただくことも可能です。
メンテナンスのご依頼・お問い合わせ
楽器工房FROGSへのベーシックメンテナンスのご依頼や、ギターの不調に関するご相談は、以下の専用フォームより随時承っております。
「自分のギターにどのメンテナンスが必要かわからない」といった場合でも、現在の症状やお悩みをお気軽にお送りください。お預かり前に、最適なプランとお見積もりの目安をご提案させていただきます。
※現在、防犯および作業集中のため、工房への直接のお持ち込みは承っておりません。 フォームよりご連絡いただいた後、前述の提携代理店(スタジオSONIC様)窓口にてお預かり・お引渡しのご案内をさせていただきます。

